肥料の違いが味に出る

1.お米の登熟がよくなる

平成元年から平成6年に、北海道から九州にわたる11県の試験研究機関で銘柄米8品種を供試して実施された試験成績です。いずれの施肥法においてもけい酸加里は登熟歩合を高め、それにより米質を向上させ、更に収量増加も期待できることが示されています。

「施肥法と収量・登熟歩合・総籾数・千粒重比較」
注)対照区を100とした時のけい酸加里区の指数で示した。上乗せ施用とは慣行区施肥にけい酸加里を追加施用したもの

2.お米の粒厚が高まる

 試験成績の中から千粒重・粒厚別重量分布をまとめたものです。けい酸加里の施用で玄米の粒張り粒揃いが良くなり米の品質が向上することが明らかとなりました。
 粒張りの良い米は完全粒率が増し、粒張りの良い米ほど玄米の窒素濃度が低下することが示されています。



「千粒重・粒厚分布比較」
注)対照区を100としたときのけい酸加里区平均の指数



「完全粒・不完全粒における粒厚分布と全窒素含有率の関係」
(コシヒカリ、富山農試、1990)

3.食味値ポイントがアップしたく




「けい酸加里施用による食味値への影響」
(食味値のポイントアップ割合)
 けい酸加里施用区の食味値と対照区(けい酸加里無施用区)を比較したものです。
けい酸加里の施用により食味値がポイントアップした試験区は 66.7 %を占め、明らかに食味が向上していることが判ります。
~ お米、評価アップへの方程式 ~
 けい酸加里で、お米の品質(登熟歩合、粒張り、粒揃い)が向上し、食味値ポイントがアップ、売れる米づくりに貢献することが次のように確認されています。